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気が付くと何もかも失っていた

自分はいい歳だから、10年、20年というのはまるでこの間のことのように感じる。しかし、若い皆さんには20年前のことなどは、たとえば自分が生まれて間もないころだったり生まれる前だったりして、まるで知らない話なのかもしれない。

20年前、30年前、日本の給料は世界でトップだった。

世界のGDPの一位はアメリカで、二位はEUではなく日本だった。

日本の電化製品は世界を席巻していた。ウォークマンやVHSを知らない人はいなかった。アメリカ人はジェネラル・モータース、フォード、クライスラーではなく、フォルクスワーゲンやロールスロイスでもなく、トヨタやホンダを買った。

海外旅行をすれば、現地の物価は安かった。もちろん、アフリカや中国は日本の10分の1だが、そんなんじゃない、ヨーロッパやオセアニアに行ったって日本では食べられない料理が食べ放題、変えない品物が買い放題だった。

で・・・私たちの世代の人間は何となくそういうものだと思っている。

 

ところが、いま日本の物価は世界で一番安い。外国のレストランは普通の食事が2000円する。日本では700円やワンコインランチで500円で食えるものが2000円するのだ。

そして、日本でもじわじわ物価が上がり始めた。年率2%を目標にすると安倍さんは言っていたから、結構なことかもしれない。給料も2%上がれば。

でも、物価は実際3%も上がっているのに、給料は上がらない。みんな必死で500円のものを探している。何年か前、国民の7分の1は貧困だと言われた。おそらく今それは、6分の1、5分の1になっているだろう。

 

何かがおかしいと思う。
自分は、今すくなくとも半分は自分の土地でとれるものを食べている。餅にしたって、買わずに食えるんだから。純粋な都会の生活からは離れてしまった。でも、都会で生活する人は衣食住をすべて給料で賄わなければならない。だんだんショートするに決まっている。

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