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70年

今回オバマ大統領が広島を訪問して、「生きている間にこんな日が来るなんて」「とうとうこの日が来たか」と思った人がたくさんいたと思う。終戦から70年経った。

終戦から70年で、天皇陛下も様々な南方の地に慰霊に出かけられた。原爆で亡くなった魂も戦死した魂も、あるいはこうした契機に所謂「成仏」したのかもしれない。現地の戦死者の魂も、あるいは戦争を経験した現地の高齢の皆さんも、感慨深いものがあったのかもしれないと思う。

 

この「70年」で思い出すことがあった。それは、ソ連邦の崩壊の時に、日本にのがれてきたロシア人とか教会関係者が同じことを言ったのだ。「あれから70年」「こんな日が来るなんて」と皆が言っていた。ちょうど70年前、ロシア革命が起こったのだ。粛清もあったし、多くの教会が爆破された。一応名目は労働者の改革、というのだけれど、平等で進歩的な世界の実現というのは建前で、多くの人が祖国を追われた。

 

70年か。70年余、というのは、多分人間が生きていて、大きな変化を経験し、その変化の記憶が残っている最大の期間なのだろうと思う。

では、たとえば太平洋戦争の敗戦、1925年の70年前というといつになるだろう?1855年ごろ、ということになるわけだが、明治維新の前、ペリーが来航して開国を迫ったのが1853年である。そんな最近のことなの?太平洋戦争敗戦時には、多分江戸時代から明治維新の一通りを見てきた最後の生き残りのご老人たちが一握りいて、「ついにこんな日が来たのか」と思っていたのだろうか。

ちなみにその70年前は松平定信の時代で、さらに70年前は元禄から綱吉にバトンタッチされるぐらいの時代のようだ。江戸時代は長いね。

 

良く調べてはいないのだけれど、ひょっとしたらこの「70年ぐらい」というのは、人間の営みの中で意味のある数字なのかもしれない。

70年」への2件のフィードバック

  1. あめ

    おはようございます。
    敗戦は1945年です。
    でも70年が大きな変化を覚えている最大の年月、というのは納得です。

    返信

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