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基軸通貨の座を追われる

今回のウクライナの問題があって、自分も何もかも発信するわけにはいかないが、一方で今までになかった変化が起こっていて、自分は自明のものとして受け取っているんです。

自分はウクライナ問題が起こる前、コロナの問題で、世界的な疫病は木星と冥王星の合の年に起こっているのではないかといいました。そしてほかの惑星も調べた結果、土星と天王星の合では、大きな権力構造の変化が起こっているともいいました。前回は共産圏の消滅。その前は第二次世界大戦と英国の世界支配の終焉。次、2030年は多分アメリカの世界支配が終わるのだろうと言いましたが、どうやってそれが終わるのかは全然わかりませんでした。

 

ところがそこにウクライナ問題が起こった。アメリカや彼らに追随する国、日本もそうですが、ドル中心の経済制裁をロシアに課した。

ところがロシアは、そういう経済制裁が科されるならドル建てでロシアの石油決済をするのは無効だから、すべてロシアルーブルで決済をすると言い出した。

中東がそれに追随した。サウジアラビアやOPECの国々は、油の決済はルーブルで行い、アメリカの値下げ要求には従わないといった。

欧米や日本が物価高に悩む中、中国、インド、ロシア、ブラジル、中東、東南アジア、そのほかの国々は、全然物価高の影響を受けず、逆に経済制裁を受けているロシアへのシェアを伸ばし続けた。

 

次に中国がサウジアラビアとイランの国交を回復した。アメリカ抜きで。これは新聞の一面にのってもいいような、今まではあり得ないようなことなのだけれど、全く報じられていません。

そして、中国とブラジルがドル抜き・元建てで貿易決済をすると決めた。

あせったフランスのマクロンは中国へ行き、元建てでいいから中国の油をフランスに売ってくれと直談判した。

 

そうこうするうちに、シリコンバレー銀行、シグネチャー銀行が破綻した。クレディ・スイスは危険水域に陥った。ドイツ銀行は次の危ない銀行と言われている。やめておけばいいのに、アメリカのイエレン財務大臣は銀行が破綻しても預金者を無限に保護すると表明した。よくいわれていることですが、この資金は実はないんです。イエレンは多分アメリカ国民の税金をちょろまかしてここに当てるつもりでいるのだと思う。

 

ドルは世界で決済をするために使われている。石油の売り買いはドルでする。こういうものを基軸通貨といいます。私が子供の時、まだ金本位制で、1ドルは360円だった。その金本位制が滅び、ドル本位制になった。

世界の決済がドルで行われるから、アメリカは赤字で国債を出してもいい。ウクライナに戦費を調達する。FRBが赤字国債を発行する。

しかし、決済がドルで行われなくなったら?ドルで無限に借金をすることができなくなってしまうんです。

 

多分、数年のうちに潮が引いていくように人々はドルから離れる。ドルは基軸通貨の地位を追われることになるでしょう。何か、彼らのうちのあるものは、ドルの代わりとなる仮想通貨のようなものを発表したりしているようです。でも多分それは失敗に終わる。

 

私がこんなことを書くのは、こんなの、私だけそう思っていても仕方がないと思うからです。それに私は素人ですから、おそらくもっと詳しい方には別の見方があると思う。でも、多分こうなる。あと10年です。

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