ギリシャ語のニュースでタイトル字幕だけはなんとかかんとか単語を調べたりしている。
昨日朝ごはんのあとにまずこれを、と思って聞いていると
ΒΙΝΤΕΟ – ΝΤΟΚΟΥΜΕΝΤΟ ΑΠΟ ΤΟ ΜΑΚΕΛΕΙΟ ΣΤΗΝ ΚΑΙΣΑΡΕΙΑ
という字幕が出てきた。
皆さん方わかりにくいでしょうが、ギリシャ語ではDの発音の文字がない。Δ(いわゆるデルタ)は実は英語のTHISのTHの発音です。仕方がないので外国語のDの発音を表すときはNTとつづるのです。なのでΒΙΝΤΕΟはVIDEOのこと。ΝΤΟΚΟΥΜΕΝΤΟはドキュメントですよね。
ビデオ – ケサリアの大虐殺からのドキュメント
ということになります。
自分はケサリアΚΑΙΣΑΡΕΙΑと聞いて、アテネの北の山の近くの地方を思い浮かべた。ケサリアーニ修道院とかあるんですよ。ケサリアという地名はつづりを見ておわかりかもしれませんが、カエサレア、つまりカエサル・シーザーに由来する地名なので、結構あちこちにあるのです。
「えっ、ギリシャでこんなことあったの?」と思ったけれども、よく聞いているとトルコの警察がどうだとか言っている。これはどうやら違うみたいだ。
後でYahooのトップページを見てみると、トルコのテロでバスの爆発するビデオが公開されたというのはトップニュースで出ているじゃないですか。その地名は「カイセリ」だった。
確かにトルコの地名はギリシャ語起源のものは多いんです。ベルガマもそうだし、イズミールもそう。ギリシャ人はそうした多くの地名をギリシャ風のまま使っている。まあ、わからんわなあ・・・
そうそう、Χαλέπι(ハレピ)も最初分からなかった。ハレピの非戦闘員が悲惨だとか避難だとか・・・これはアレッポのことでした。アレッポってフランス風の呼び方で、ハレピのほうがもとのアラビア風の呼び方に近いみたいなんですよ。