素人の歌のコンテストの番組、たくさんあります。NHKのど自慢もそうだし、民放でもやたらうまい人の歌の競争の番組の放送があります。子供のやつもあるし、一般の人もあるし、外国人のものもある。May Jさんが世に出るきっかけになったカラオケの番組もある。
ところで、そういうものとは全く別の話として、最近・・・というか見てる人は前から知っているのだろうけど「プレバト」という番組があって、夏井いつき先生という俳句の先生が、お題を出して芸能人が作る俳句の添削をしています。
これは、番組の功績としては大きいんじゃないかな。自分もあの添削を見て「ああ、あんな風にするのか」と思ったりしました。
なかなか素敵な句だと思った作品もあります。フジモンが作った
「節分や センサーライトが照らす闇」
とか、聞いて覚えてしまいました。いいじゃない、これ。
これ、「がっちゃんこ」、つまり合体できないものかな。
つまり、歌唱コンテストは、歌の技能だけ、という考え方はやめちゃって、「春 雨 女」とか、お題を出して、それにふさわしい3分以内の歌を作ってきて披露して、歌詞、メロディー、歌唱力とかで総合評価するわけですよ。
伴奏は?ここが難しいところだとは思う。ギター一本、ピアノ一本の人もいるかもしれないし、オケに依頼できる人もいるかもしれない。一定の決め事を作ってもいいかもしれない。
多分、芸術大学を出て最高に難しいシンフォニーの評価とか、そんなに求めていないだろうと思う。わかんないけど。佐村河内さんのゴーストライターでいろいろ話題になった曲があるけど、私はあえて聞こうと思ったことはあまりないし、多分聞いてる人は多くないんじゃないか。
カラオケで一番というのもいいけど、音楽全般ということから考えた時に、一部の才能だろうと思う。聞くものにしてみたら、みんな特別にうまい人だから、たとえばコンテスト全部聞かなくたっていいじゃないですか。あ、May Jが勝ったの?サラ・オレインだったの?じゃ、それを聞きましょう、ということになりませんか。
そこで人が求めているものって、歌詞であったり、その雰囲気に沿ったメロディーであったり、いろいろなわけでしょ。そういうことなら、そこでコンテストにすればいいんじゃないか。