久しぶりに家族ずれで関西に出かけた。

自分の車はマニュアルのマーチです。うちの奥さんはマニュアル車の免許を取ったのだけれど、通勤はオートマで、オートマにしか乗れなくなってしまった。私が自分の車を運転するしかない。変わることはできないんです。
でも、自分が主導する用事だったので一日マーチを運転するつもりで出かけた。なれない方はびっくりするかもしれないが、自分の場合、神戸や京都に日帰りで出かけるのに、1日8時間や10時間運転していることはそんなに抵抗はない。

ところが帰りの道で母が自分が運転しようか、と言い出した。そして運転席に座るが早いか、「運転席に座るのは開放感があるわあ」と言い出して、マーチを運転し始めた。もうすぐ米寿だというのに。

しばらく運転をして、でも妹の時にはこれはできないのだという。妹の車はしばらく前までプリウスだった。今はアウディにのっている。プリウスの場合はプリウス型シフトレバーだ。妹に運転を代わろうか？と言っても「大丈夫だから」と代わらなかった。これは通常の車とは違うんです！
そしてアウディの場合は、何かつまみのようなものを上げ下げしてシフトを変える。多分理屈は一緒なのだと思うけれど、手を伸ばせば自動車教習所で習ったシフトレバーがそこにある、というわけではない。

マーチだ。マニュアル車だ。軽トラと一緒だ。任せておいて！

で、考えてみると、もうこれはできないことかもしれませんね。昔は一度運転の技術を身に着ければ、ずっとその技術で車を運転し続けることができた。それは多分無理なのです。「今の車はもうシフトレバーがわからないわ」ということになるかもしれない。

これ、問題ですね。