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選挙というシステム

今日参院選投票日で、間もなく投票が締め切られ開票速報が始まることだろう。

さて、ちょっと前、ネット上のキリスト教についての話の中で、識字率の話が出てきた。で、自分でもググってみたところ、ロンドンの識字率は1700年代で30%ほどだったとかいうのが出てきた。日本は明治維新前でも寺子屋なんかで教育が行われていて、欧米に比べると驚異的な識字率だっとか。

プロテスタントさんは聖書だけが大事だと言い、我々はそれに疑義は挟みつつ、しかし、それにあらがえない部分というか、それなりの説得力というものはあると思って聞いているわけです。結局は聖書大事じゃん、と言われれば、正面切って否定はできないじゃないですか。
しかし、実はヨーロッパではほとんど誰も聖書なんか読めはしなかった、ということだ。自分たちは、「なんだい、聖書ぐらい書店に行きゃおいてあるんだから、勝手に買って読みゃいいじゃないか」という環境の中にいる。自分が手元に聖書が置いてあれば、隣の人が読めないなんて誰も思わない。それが当たり前だと思っているのです。ありがたい話だ、自分はちゃんと学校に行かせてもらって、あれもこれも知ってて当たり前と思っている。
だが、いまだにドイツでもイタリアでも少なくとも数人に一人は、なんとかかんとか文字が認識できても字面を読めない人が存在しているのです。環境が違いすぎるんですよ・・・

 

選挙というのは、識字率、それからあと、投票用紙というインフラの整備が欠かせない。

「紙」というのも、日本人は当たり前に思っていて、すごい工業生産でノートやメモが作られる前から、優れた和紙というものがあったわけだが、文明の浅いアメリカなんかでそんなに立派な本がなかなか出回っていない。ペーパーバックという安物の本が大量に出回っている。また、今でこそ中国の観光パンフレットはてかてかのきれいな印刷だが、30年ほど前はまるでトイレットペーパーに印刷したのか?という品質だった。

わかります?綺麗な紙ということ自体が、実は奇蹟的なことなのです。

 

そうすると、選挙というのはいつ始まったのだろう?
なんでも、普通選挙、つまり財産制限のない投票による選挙は1792年フランスで行われたのが最初なのだそうだ。つまり・・・選挙というのは、たった200年ほどの歴史しかないことになる。

 

我々人類数千年の歴史の中で、選挙で為政者を決める歴史は、わずか200年だ。

いま、選挙区の問題とか、本当に庶民が正しい政策を選択できているのかどうかとか、メディアの問題とかいろいろ出てきている。そういう中で、人類の文明の歴史の中の、何十分の1かしか実践していないシステムが最良だとなぜわかるのだろう?

 

では、そのシステムが導入される前は、どういうシステムが使われていたのだろう?
なんでも、江戸時代に都知事に当たるのは江戸町奉行で、その下に25人の与力がいて、その与力がポケットマネーで警察組織を雇っていたらしい、というのも、先日聞いた。

よく考えると知らないことだらけだ、と気が付いた。

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