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外来語 (3)

ニュースを見ていたら、当然のこととして「バラク・オバマとドナルド・トランプが会談」みたいな見出しが世界中で出てるわけですよ。ところがギリシャ語の見出しを見ると

ΣΕ ΛΙΓΑ ΛΕΠΤΑ Η ΠΡΩΤΗ ΣΥΝΑΝΤΗΣΗ ΟΜΠΑΜΑ – ΤΡΑΜΠ ΣΤΟΝ ΛΕΥΚΟ ΟΙΚΟ

と書いてあって、このΣΤΟΝ ΛΕΥΚΟ ΟΙΚΟ(ストン レフコ イーコ)というのは意味は「白い家で」なんです。
あ、ホワイトハウスなの?
日本語で「白い家」と訳したりしないですよね。

これ、他の国はどうなんだろう。スペイン語ならさしずめ「カサ・ブランカ」なのだけど、これじゃ映画の題名じゃないか。でも調べてみるとスペイン語もホワイトハウスのことは「カサ・ブランカ」といっているらしいのです。ほんまスか?
ロシア語なんかでもベルィ・ドム、つまり白い家と言っているようだ。
ホワイトハウスと言ってるのはひょっとすると日本だけなのではないか?

 

こんなこともあった。先日「穴」ってどういう単語だったっけと思ってτρύπα(トリーパ)というのだとわかった。それで一応検索サイトでτρύπαを検索してみると、穴の画像なんかが表示されているわけですけど、その下に

Μαύρη τρύπα

というWikipediaの項目を発見した。
マーブリ・トリーパ、
黒い穴。
ああっ、ちょっと待って?これひょっとしてブラックホールのこと?
そうなんですよ。ブラックホールとは言わないの。マーブリ・トリーパ、黒い穴なんです。

 

思うに、ヨーロッパのインテリは外国語は話せるけど、自国語で話すときには、きちんと自国語に訳された一定の概念の言葉を駆使して話せる、と言うことなのだろうと思う。

日本でちょっと知識人ぶった人はやたら横文字の単語を使いたがる。小池さんなんかやり玉に挙げて申し訳ないけど、サスティナブルだとかダイバーシティだとか何だとか言わなくたって、「持続可能な」とか「多様性を認める」とか言えばいいのに。それ、教養がないことになりません?

もしギリシャ語でそれをやったら、つまり単語の中で突然White HouseとかBlack Holeとか言ってしまったら、「ああ、こいつはあんまりギリシャ語ができないヤツなんだな」と思われてしまうことだろう。

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