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ぴちぴちピッチは良作だった

ギリシャ語版ぴちぴちピッチ、前半は一通り見た。最後の辺りのストーリーは、「それでこれはどうなるの?」というのがいろいろあって、結構端折った。

それで、結論は、この作品は結構いい作品だと思います。自分はそもそもマンガやアニメをそんなに知らないのだから、素人考えで、アニメ通の方にはお叱りを受けるかもしれません。以下は個人的な感想です。

 

ツッコミどころ、批判されるべき点は沢山あります。例を上げると

  1. 自分の場合はギリシャ語でスタートしたわけですが、少なくとも日本語版では歌アニメなのに歌が下手。先日るちあさんの声を紹介しました。波音さんもあんまりうまくない。しかし、もう一人カレンという人魚がいます。この人はファンの間では「深海のジャイアン」と呼ばれている。
  2. あまりにも商業主義が露骨。人魚たちがピンチになると水の女王さんが出てきて、新しい歌と何かしらの装飾品を渡したり、服装が変わったりします。このそれぞれの小物、マイク、真珠のネックレス、マイクに挟むとパワーアップするキンキラキンのカード、腕輪みたいなもの、こうしたものがプラスチックで大量生産するのにもってこいの形をしている。話が進行するたびに一定数のグッズの売り上げが見込めるというのがハッキリしすぎ。いまどきこんなものなのだろうか・・・
  3. 変身するときに裸になったり、お尻アップにしたりするのは他の美少女戦隊ものと一緒。これは、あかん。君たち本当は尾びれついてるんじゃないの?なんで2本足になるの?
  4. 映像の使い回し。たとえば、るちあさんと波音さんとリナさんは当初からのメンバーなので3人でうたってる映像は沢山あるのだけれど、最後のシーンでは6人、7人そろう。ところが基本的には3人のフォーメーションでうたう画像とカレン一人とあとの二人のフォーメーションの映像、みたいな作り方をしている。時間的な制約なんかがあるから仕方ない側面があるのだろうけど、もったいないとは思う。

細かいところはいくらでもツッコミどころがあります。

だけど、基本的な物語の作り、モチーフがきれいなんです。後半は見てないから知らないけど、少なくとも前半は。

  1. 一応話の動機として、悪者が何かをする分でも、必ずそこには「あなたを愛している」のメッセージがある。これは簡単なようでなかなか難しいと思う。一度人魚たちを裏切って悪い方についた沙羅さんの、裏切った動機も愛の問題たし、人魚に味方しなおすのも愛の問題。そして、最終的に人魚たちが勝った後、敢えて一度は愛した海の王と最後を共にするのもとてもきれい。水妖達も、海の王ガイトさんが孤独で深海魚に力を与えたものだというのだけれど、彼らもまたガイトさんに愛を誓っている。この人たちも最後にガイトに力を渡して元の姿、サメ・エイ・カワハギ・リュウグウノツカイに戻るのも、怪しげではあるが、一種悲しく美しく描写されている。
  2. キャラクター描写が良い。るちあさんは海斗君がであった人魚なのだけれど、告白できずに人間の姿で付き合っている。実は悪役の大将と兄弟で、我知らず不思議な力を持つ海斗君も面白い。沙羅さんと一時は愛し合った海月先生、その海月先生に思いを寄せる波音さん、二人で逃亡中に、自分を犠牲にして逃がしてくれた人魚に負い目を感じているリナさん、そして先日もちらっと紹介したお目付け役のヒッポ君と水妖のユーリさん、そのほか出てくるそれぞれのキャラクターが全体を通じて重要な伏線を持っていてストーリーに反映している。これもこれだけたくさんの登場人物が出る中で、見事だ。
  3. 歌そのものは、多分力作なのだと思う。日本語の歌で歌手が下手だとかなんとかというのだけれど、それだけなら海外でヒットしなおしたりはしないはず。画像を見ないで、ギリシャ語で歌だけ聞いていると、「これABBA?」みたいな錯覚に陥ることがある。要するにJPOPなんだけど、悪くない品質だと思う。
    この、物語が歌仕立てで進行するというのは、たとえばギリシャに昔からある神殿奉納劇もそうだし、音楽が物理的な効果を持って対象に働きかけるという考え方もピタゴラス・オルフェウス派、イェリコの壁の破壊など、多分ヨーロッパ人には自然なものだ。
  4. 暴力的なシーンが少ない。この暴力的なシーンがあるというのは日本のアニメのよくない点だと思うんです。でもこのアニメでは、基本的に戦闘は歌を歌うことなのだし、悪役は氷や昆布やらで攻撃はしかけてくるものの、体から血が出たり死んだりというようなシーンがなくて済んでいる。

これ、マンガの世界は詳しくわからないんだけど、たとえばディズニーアニメで、アナ雪なんかと比べると、アナ雪は音楽は良かったかもしれないけど、ストーリーはてんでダメだ。
その点でいうと、この作品はかなりの完成度があると思います。

自分は最初からあまり悪くない歌の品質でこの作品に触れた。むしろ逆で、アナ雪の歌手が歌ってるこの作品はどういう作品なのだろう、と思ってみた。と、海岸でアカペラのソロで歌っていても、十分に聴かせる歌なのです。そのことは大きいでしょうね。

だから、歌手入れ替えで、CGとかで作り直して劇場版とかあってもいいと個人的には思う。今なら素人さんでも初音ミクが歌ってるようなCGって割と簡単にできるじゃないですか。

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