1年1日法、つまり1日後のホロスコープは1年後を表すという年運を割り出す方法がある。たとえば20歳の時の年運では20日後のホロスコープを作る。
ただ、ASCは1日で一回転する。そこで、1日後の同時刻のときを計算する。それは1度前後動くだけだ。そしてその動きを1年の動きとする。
年運のASCが新しいサインに入るとき、きっと彼の人生での新しい局面が生まれる。
松本潤氏のホロスコープではASCはいてにある。どこかの時点でこのASCがやぎに移る瞬間がある。これが彼にとって第一の人生の転機になる。それはどうも29歳、2012年ぐらいにくるらしい。
これまでASCはいてにあった。いての支配星は木星で出生図ではほぼASCと重なるか、どちらかといえば12ハウスにある。つまり、どちらかといえばこの年までは松本氏はわがままに自分のことができる、あるいは福祉とか隠れた活動に重きを置くことができたことを意味する。そして彼はスポーツなどに自分自身を割くことができたと思う。いてだと彼が所属する嵐というグループで踊りのようなことを意味すると考えることもできる。
29歳の時にASCはやぎにうつる。これは二つの意味がある。
一つはいてからやぎに移ったということ。彼はこの何十年か仕事中心、実利中心の実際的な人生を生きる。もう一つは、そのやぎの支配星土星は11ハウスにある、つまり、彼は人気のある人生、社会的な人生を送ることになるということ。
また、やぎの0度になるということは、同時に水星とのスクエア、土星とのセクスタイルを形成することを意味する。この年に松本氏は非常に人気を勝ち取って、人気ある人生に足を踏み入れると同時に、今まで人生を評価される年上の人間から評価されるということ(土星)、そしてコミュニケーションや交通機関のことで何か衝突を経験するということ(水星)だ。
自分は松潤という人を良く知らないが、2012年から、「タレント番組出演本数ランキング」で一位になったらしい。またこの年からこの人は舞台での活動をするようになっている。
さらに2012年から13年にかけて日産自動車の宣伝に出ている。しかし、日産はこれで松潤の起用は終わっている。想像に過ぎないが、この間に何かがあって、継続契約が難しくなったのだろう。
で、通常の占断はこういうものになっている。
だが、普通に考えれば、あなたがそれを占ってもらったとして「その転機はいつ来るのか」「どのような内容でそれは実現するのか」「その前後はどうなのか」ということを知りたくなって当然だろう。
じゃ、最初から左端に年号を書いて、右側に主な星のアスペクトを書けばいいじゃないか!
ところがそういうものが日本にはないんです・・・