最近、NHKのみんなのうたが60周年ですか、なにかNHKでは記念の番組が放映されたようで、その前後にも、時折過去のみんなのうたが放映されたりした。
そうした中で、「南の島のハメハメハ大王」というのも放映された。
これ、水森亜土さんが歌っていらしたんですね。そして、黒い背景で紐を動かす画面。小さい時に見た、そのままの映像が流された。
大人になるにつれ、カメハメハ大王という王様がハワイにいたことが、わかってきた。この歌は、その名前のパロディだったのだ。
日本人の多くの人が海外旅行と言えばハワイを連想する。日本で夕方飛行機に乗り込むと大抵朝の2時ごろがすでに向こうでは朝の7時ぐらいになっていて、あわただしく市内観光が始まる。
大抵はうつらうつらした後にガイドさんに起こされると、ホノルル市内のカメハメハ大王の像のところに到着している。
もう一つ、カメハメハ大王ゆかりの地としては、風の名勝ヌアヌパリがある。大きくU字型になった岩の断崖の向こうからいつも強風が吹きつけてくる。ここも景色も美しくとても印象的な場所だ。カメハメハ大王はここの戦場で相手を崖に追い落としてハワイ統一を成し遂げ、ハワイ王朝を作り上げたのだった。
というわけで、カメハメハ大王は本当に偉大な大王だったらしい。
カメハメハの名前はそれはそれなりに日本でも愛され、この歌だけではなくて、いろいろなところで使われている。なんでしたっけ、あんまり知らないんだけど、漫画孫悟空の亀仙人が繰り出す技の名前だとか、キン肉マンのお師匠さんの名前だとか。
でも、これは果たしていいのか?当時子どもであった私は、何も考えずにハメハメハ大王の歌を受け取った。
ハワイの王朝は、いわばアメリカによって潰され、ハワイはアメリカの州の一つになった。だから今は「ハワイの王様にそんなパロディを作るなんて失礼な」という人がいないのかもしれない。
でも、これはハワイの人にとっては誇るべきことだっただろうと思うんですよ。そして歌の内容は、結構ちゃらんぽらんな内容なんです。
それ、思ったことあります。
たとえば聖徳太子を他国にパロディ化されたら嫌だよね、と。
でも何となく、ハワイの方々は大らかで、そういうの許しちゃうのかな、とか、これも勝手に思ったりもして。
ハメハメハ大王の時は思わなかったけど、カメカメ波の時は うーん? と思いました。
ハレルヤの時は思わなかってんですよね。何でだろ、と思った時に
ハレルヤの意味(喜びとか、意味自体はわかるけど使い方?とか)はわたしにはよくわかりませんが、もし唱えて何か良いことがある言葉なら、どんな形であれ異教徒に唱えさせることができるならそこの神様や信徒にとっては、喜ばしき事なのでは?と思ったのかも。
あめさん、こんにちわ。
気になる歌はいくつかあります。
「インディアンが通る」とか「十人のインディアン」は、多分ほぼ消えたのだろうと思います。
これは、アメリカ原住民に対する偏った見方だと思うんです。
それから、「サモア島の歌」というのがあります。これは元歌がどうもサモア島かポリネシアの歌のようで、差別的なものではありませんが、実はこの歌が知れ渡っているのは日本だけで、サモアの人は知らないのだとか。ひそかに思うに、昔は日本は太平洋に領土がありましたから、今よりも南の島が身近に感じられていたのかもしれないと思います。
ハメハメハ大王は微妙なんですよ。明らかにパロディだし。ハワイの方がこれを聞かれてどう思われるかですかね。
自分は旅行関係の仕事をしているときはプリンセス・カイウラニ・ホテルにお世話になることがいろいろあって、やっぱり王族の名前の付いたホテルとか、誇りにはされておられるんじゃないかなと思うんです。