前の記事を書いたものの、素人が一時的に東日本大震災頃の表だけ見て、「熊本がおおいじゃないか」と言っているだけで、本当は熊本の地震は押しなべて見れば少ないのかもしれない。

そこで、自分も一応確認してみようと思い、昨年2015年の一年間、Yahooが地震情報に掲載した地震を調べてみた。1830件ある。そのうち「熊本県熊本地方」を震源とする地震は31件で、熊本県天草芦北地方が2件、熊本県阿蘇地方が4件だった。

大体数でいえば全体の50分の1だから、取り立てて多いとは言えないのではないか？

しかし、待てよ。島根県が震源の地震は11件しかない。たとえば福島県とか宮城県のような、東日本大震災の被災地ではずっと小さな地震が頻発していて、そこで100件も200件もあれば、熊本が多くても平均したときに小さく見えるだけではないか？

では、回数の多い順に並べてみたらどうだろう。

ほら、御覧なさい！福島、岩手、茨城、千葉、長野、鳥取、三陸沖、いずれもここ20年ほどの間に大きな地震災害があった地域だ。そういう地域に交じって、熊本県熊本地方は全体の11位じゃないですか。

いや、すみません。私は素人ですから、的外れなことを言っているようならごめんなさい。

だけどひょっとしたら、学者さんも、マスコミも、行政も、よく言われているような東南海地震がどうだとかという先入観にとらわれて、目前の「ほら、頻発してるじゃないか」というデータを見落としたりしていないですかね？