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思想の欠如

自分自身も先日医者から血圧が高いと言われ、色々調べてみるとどうやらこの高血圧も製薬会社・厚生労働省・医師・大学などがこぞって作り上げた、儲けの仕組みのようです。そして、先日降圧剤の論文でのデータねつ造が世間を騒がせています。

 

多分降圧剤のデータねつ造など大した問題ではなくて、もっと大きなワルだくみがおこなわれているのだろうと思う。

 

素人がWebで取れる情報です。

40代の平均的な血圧は130ちょっと。高血圧の基準値は130。つまり平均的な40代の人が医者に行くと降圧剤を処方されることになる。

また、元々血圧の高い人が降圧剤を使用した時に、必ずしも脳卒中などの疾病の割合が下がらないという研究もあるようです。そもそも降圧剤に、脳梗塞や心房細動などの副作用がある場合があるらしい。身体が何らかの理由で血圧を上げようとしているのを無理やり薬で下げて、その結果血流が悪くなるなどして、脳梗塞・心房細動などの症状を引き起こすとなると、何のために血圧を下げる薬を飲んでいるのか?

脳梗塞も恐ろしい疾病だし、心房細動もあっという間に死に至るものです。血液の固まったもの、血栓がどこかに詰まることによって起こる。その血栓は血圧を無理に下げて血流が悪くなるとできる、という理屈もあるらしい。

 

しかし、それもそもそもはWebで断片的に取れる情報で、医師の専門的な論文で「そうは言っても、確かにこういうデータがあります。」「素人にみなさんにはわからないでしょうが、これこれこういう理屈で、やはり130以上の高血圧は良くないのです。」と言われてしまえば、反論することはできない。世間の人がみんな6年間医科大学に通うわけじゃないからね。そして、そのデータは金の力でいくらでも改ざんすることができます。医者は厚生労働省が130以上が高血圧だ、と決めてしまえば薬を処方しないわけにはいかない。40代の一般的な人がやってくれば、次々薬を処方することになる。そして、製薬会社も医師も継続的に高価な降圧剤を処方することによりそれなりの恩恵に浴することになります。

「高血圧で脳溢血で死ぬかわりに、降圧剤を処方して、70歳ほどで脳梗塞になったからと言って何が悪い。十分生かしてやっているじゃないか。」ってことですよね。

 

だから、真面目に調べてみようと思ったのだけれど、これは多分無理だ。相手は毎日その研究をしているプロなのです。そして、それでなんとか飯を食わないといけない。営業担当は、降圧剤を医師に売り込まなければならない。開発担当は血圧が下がったという実績を出さないといけない。厚生労働省は国民が成人病にならないようにしないといけない。医師は決められた薬をきちんと処方しなければならない。そして、それぞれの人がそれぞれのことを一生懸命やった結果、それなりの利益が上がって給料をもらわないといけない。誰も悪いことはしていない。

なんてことだ。医師にかかれば、もう終わりってことか。

 

 

 

そこでちょっと飛躍するのだけれど、根本的な問題は、思想の欠如だと思う。

関与する人々が最終的によりどころにしているものが、金なのだ。金が入るからいいじゃないか、ということが判断基準になっている。

チベットのように、医師として認められるためにはチベット仏教の僧籍が必要だとか、医師になる前の根本的な問題が解決できた人が医師になるべきではないのか。

何かそういうものが必要だと思います。世間一般に。誰もが行動をする際に、「だけど、キリストがこういっているのだから」「お釈迦様の教えではこうなっているのだから」みたいな、歯止めになることが今ないのだと思う。

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