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クラゲはメドゥーサ?

ぴちぴちピッチを見ていると当然のことながら海の生物の名詞はいろいろ出てくるので、時折はそれを調べないといけない。なんとなく見てても絵があるからわかるといえばわかるのだけれど、一応お勉強もあるので、ときどきはちゃんと辞書も引きましょう。

その結果
αχινός うに
φάλαινα くじら
みたいな単語は覚えていきましょう、ということになる。

しかし、いくつか不可解というか、面白いものがある。

medusa

この場面で、るちあさんは電気ショックを受けて

Τι είναι αυτό; Α, μια μέδουσα! ティ・イーネ・アフト?ア、ミア・メドゥーサ!
(これなに?ああ、クラゲだ)

と言っている。最初耳で聞いて「まあクラゲのことだろう」とは思ったものの、クラゲってギリシャ語でなんだろうと思って調べてみると、確かにμέδουσαなんです。でも、このμέδουσαってどう考えても、髪の毛が蛇で見ると石になってしまうというあのゴルゴンのメドゥーサのことじゃない?

で、調べてみるとつづりも全く同じなんです。なんでだろう?

 

本当は「人魚」をゴルゴーナと言っているのも、少し不思議な気はする。

どう考えてもこのゴルゴーナというのもゴルゴンから派生した言葉のように思える。ゴルゴンはメドゥーサを含む三人姉妹で、蛇の体をもつ女性の怪物ということになっている。それで、自分は手も何もない姿を想像していたのだけれど、彫られたり絵画に残されたゴルゴンの像などを見てみると、手や胸ぐらいまではあるのです。と、おなかから下にうろこやしっぽが続いている姿は、人魚に似ていなくもない。

Youtubeなんかを見ているとほかのヨーロッパの動画も時々表示されるのだけれど、どこかの言語では人魚のことをセイレーンから来たと思われる言葉で呼んでいるところもあるようです。英語のサイレンの語源ですね。しかしオデュッセイアに出てくるセイレーンは羽が生えた鳥のような怪物で、頭だけが髪の生えた女性の姿をしている。

多分人魚というのは、ギリシャ起源の生物ではないのだろう。

 

また、コバンザメの水妖が出てくる回があって、ネロ・デーモナとかいういつもの単語を使っていないようなのでよく聞いてみるとトリートナスと言っているように聞こえる。

τρίτωνας は調べてみると「イモリ」のことだ。

しかし、これも現代語の活用で最後にアスがついているのだけれど、「海のトリトン」のトリトンと同じ単語のように見える。実際に画像検索をしてみると、それらしいものがヒットするのです。

ええっ、手塚さんがあんな漫画を描いたりしているけど、要するにあれはイモリなの?この回の水妖は、ほそながい人間のような胴体に手足と尾ひれがついていたわけで、「トリトン」ってのは、そういうものなのかも。

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