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しないこと (2)

我々はいつも「して」いる。何かをしている。
何かをする、ということが途切れなく続いている。
その「する」ことは思考と関わっている。というか、要するに「わたし」が何かをしている。「して」いるのは「わたし」なのだ。

これは歩いているから「して」いるということにはならない。
あれこれ動いていて活動的だから「して」いることにはならない。
そうではなくて、「わたしが」「する」ことが「する」ことである。
歩きながら「し」なければそこにはわたしはいない。

座禅みたいな瞑想みたいなのしますやんか。体が落ち着かない。楽にしようとする。それが「する」ことである。そこであなたの意志が働いて「こうがいい、ああがいい、こうするべき」と「する」。

夢を見るということは寝るときに「しない」ことである。
通常はあれを考えたりこれを考えたり、体の位置が不安定であっちへ動いたりこっちへ動いたりする。
寝るときに身体を動かさないようにする。それでも普通「思い」は続いていてわたしは「して」いる。
明日死ぬ。もう何も考えなくてもいい。きっと神様はわたしを助けてくれるから安心していい。不安定な姿勢、だが直す必要もない。
そういうときに「しない」。
「しない」で寝ると、ある時ふっと気が付いて、夢の中で意識の灯をともしてきれいな光景を見ている。

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