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うお座と祈り

教会では春分の次の満月の次の日曜日が復活祭と決まっている。復活祭、ユダヤ教でいう過ぎ越しの祭りだが、ユダヤ教・正教会・カトリックの間で微妙な違いがあるものの、大体そういうことになっている。

 

今年は正教会もカトリックも4月20日が復活祭だ。復活祭に先立つ1週間が受難週で、それに先立つ6週間が断食と祈りの期間として定められている。これはキリストが荒野で40日間断食をしたことにちなんでいる。先月末からカトリックではカーニバルが行われているが、これは断食に先立って肉に感謝する祭りだ。正教会では、干酪(チーズ)の主日ということになっていて、一つ前の日曜日に肉や魚や卵を食べなくなる断食の主日があって、一週間遅れてチーズや乳製品も食べないことにしましょう、ということになっている。

 

復活祭が、春分点に関係した日に行われるわけだから、復活祭は大体牡羊座の期間に行われることになる。それに先立つ50日ほどが断食の期間になるので、多少復活祭の日が前後しても、うお座の期間は断食と祈りの期間として定められている、ということになる。

 

これを教会で言ってしまったら、「お前は占星術を信じているのか!教会のことに占星術を持ち込んだりするな!」とお叱りを受けることになるだろう。

 

でも、占星術的な象徴から考えた時に、多分当初教会の規則を定めた人間は、ある程度わかっていてそういう日にちにしたのではないか、と思う。

 

うお座は12ハウスと象意を共有している。

隠れたこと、敵、不正、あいまい、神秘、病気、薬、こうしたものがうお座・12ハウスの象意になる。病院も刑務所も修道院も隠遁生活も、周囲から切り離されて一人でいるということで、このサイン・ハウスの象徴になる。

そうすると、この季節にこもって断食してお祈りしなさい、というのは占星術上の意味合いからいってもぴったりなんです。

 

そうしたことから考えると、日本の暦は、昔は太陰暦を使っていたとはいえ、二十四節季、節分、春分・夏至・秋分・冬至というのが生でつかわれている。その概念が最初からしっかりあって、それぞれに意味のある祭りが用意されていたことはこれはこれでびっくりすることです。

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