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東北の宗教

東北というのは私があまり知らない土地です。自分勝手な憶測ですみません・・・

 

昨日たまたまテレビが月山の信仰について映していた。地元の皆さん方が苦労して山に登ったり滝に打たれたりして信仰されている。一緒に山に登った人は何か特別のつながりを持つというようなことも言っていた。生きたままミイラみたいになった生き仏さんも映された。

東北というと、死後婚の話も前に書いたことがある。これも山形県のめでためでたの若松寺の話で、若くして死んだ人の冥界での幸せを祈って、あの世の結婚式を挙げてその絵を奉納する。

 

どうも、この不思議な話、霊力のある話、こういう話が京都のような昔からある土地でなければ、多く東北にあるような気がする。

 

密教系のお寺さんの場合、あるいはある程度禅宗の場合でもそうだけど、仏教の形というものが素直な形で残っている。つまり、観音様への信仰、地蔵菩薩への信仰のように、死後ちゃんと導いてくださいというのが教えとしてハッキリしており、所謂霊能者というのか、死後の世界が見えたり死んだ人と話をできるという人もいるのである。

 

ということは、東北では密教系の教えというものの割合が比較的高いのではないか?なぜだ?

 

こんな図表があった。

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7770.html

・・・なるほど・・・やっぱり・・・

 

決して東北の人が信心深いというわけでもないのだ。しかし、明らかな特徴がある。

 

簡単にいうと、関東や東北には浄土真宗が勢力を伸ばすことができなかったのだ。

もし「南無阿弥陀仏」と一回唱えるだけで、浄土に生まれ変わって、必ず救われる、という教義があれば、いわゆる中陰(四十九日)でさまよっている期間もないから、観音様や地蔵様を祭って順番に札所を巡って案内を頼んだりする必要もないだろう。イタコに死後の世界のことを聞く必要もない。死後に結婚を取り持つことも不要だろう。だって、浄土に生まれ変わっているんだからね。

その結果巡礼とか滝行とか山岳信仰というようなものが浄土真宗の広まった土地では発達しなかったのではないか。

 

自分は真宗の世界に入ったことはない。周りにはそういうものはあったけれども、自分が積極的にかかわったことはない。

また真宗は色々な点でキリスト教に近いと言われることもある。だが、自分の知っているキリスト教は結構厳しい。断食もしないといけないし、死者の所謂供養も熱心に行う。文化的には真宗とは違い、むしろ密教と近いと思っている。

現実にどこかのお家でいろいろ問題があった時に、ただちに浄土に行くと言ってしまうと、後始末のしようがないのだ。自分としてはどうも浄土系の宗派はあまりいいとは思えないですね。

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