なんでもレモンのようなビタミンCのあるものをホウレンソウなどの青菜にかけて食べると、鉄分の吸収がよくなるそうだ。それで、前から生のレモンを3つづつぐらいおいておいて、皮ごと細く切っては少しずつ菜っ葉と一緒に食べるようにはしていた。
時々、大きな卸のお店でレモンが安く売られていることがあって、買ってくる。一度親戚の家などに分けたりしたのだけど、また買ったら多すぎてもういらないという話になった。
それで話題の塩レモンというものにしてみようと思って、4月半ばに塩につけてみた。この辺では別にポピュラーなものではないわけで、作るときには「3年物とか7年物とかあるんだって」というと、母が「とうとう食べずに逝ったりして」みたいなジョークで返してくる。皮に農薬は?ハッキリ無農薬とは書いてないなあ。ま、いいや。
最初レモンを4つ切りにしたのだけれど、食べにくそうだと思ったのでもう一つ細かく切ったのを作ってみた。
本当はどうやって食べたらいいのか、よくわかっていません。最初結構塩辛かったし。今までと同じように小さく切って、あれやこれやに混ぜて食べていた。
しかし、それでおよそ2か月たった。最初2つビンがあったのだけれど、1つビンはなんだかんだで空けて、1つのビンにまとめた。
と、2か月ぐらいたった今は何とも言えない香りがして、この塩で出てきた汁もどろっとしてくるようになった。最初はレモンも形がハッキリしていて、細かく切らないと使えないと思っていたのだが、今は4分の1に切ったレモンも押せばつぶれるようになってきた。
うん、これは多分いいよ。いい感じのものだと思う。