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占断のスタンス

イベントに出すにあたって、当サイトでの占断のスタンスについて、改めて何か表示する必要性があると思うようになった。

 

基本的な考えは、お客様と私どもが双方とも、占断結果を追跡し、当たったかどうか確認できるということ。

 

そのためには

  • あいまいな占断を回避し、具体的な時期、場所や環境、出来事、人間関係などを表現する
  • 占断した結果を書類(メールも含めて)で残すこと
  • 番号を振って保存すること

です。とはいえ、10年もやっていると、最初のほうの記録があいまいになっているものもあり、そういうケースについては謝らないといけない。ですが、基本はこういうことです。

 

もう少し詳しく言うと

  • バーナム効果のようなものを排除する。バーナム効果というのは誰にでも当てはまるようなことを言って依頼者が当たっているかどうか定かでないのに「あたっている」と思い込むことです。これはWebで検索するといろいろ出てきます。「あなたは、人に接するときは自信をもって行動しているように見えますが、内心では不安なことがあります。」というようなことをいうと、非常に多くの人が「あっ、自分の心の不安を言い当てられた」みたいに思っちゃうわけです。
    そうすると、不安を抱えて占い師のところにやってくるお姉さん方が「やっぱりわかるんだ」みたいに思って、そこから先は何でもかんでも占い師に話してしまう。それは占い師ではなくて、詐欺師です。
  • 「運がいい」「ラッキー」といったことは言わない。人間万事塞翁が馬、落馬して大けがをしたら、大災難かもしれないが、おかげで兵役に行くのを免れて命拾いしたということもあるかもしれない。「あなた、運がいいですよ。」「ラッキーなことが起こります。」と言われて、福引でビールが当たりました。だけど飲みすぎて、翌日会社を遅刻しました。それラッキーですか?
    簡単に人は自分をだませる。だから、それはなしにしましょうよ。
  • 言った言わないをなくす。メールや書類に残ることによって、私の占断結果というものは手元に残る。その場で言われた記憶というものは非常にあいまいである。特にイベントなんか行って、占い師Aは失恋すると言い、占い師Bは破産すると言い、失恋はしたけど破産はしなかったとする。その際に占い師Aは正しかったわけだ。だが、当人は「どうせ占いなんか当たらない。あの占い師は破産するなどと言いやがって」とAを憎んでしまうかもしれない。Aにしてみればそれはフェアではない。
  • セカンドオピニオンを有効にする。
    私も間違いがある。今までもあります。単純なところではホロスコープの時間を入力し間違える。17時と7時を間違える。もう少し立ち入ったところでは、アスペクトがあるのに見落としたり、本当は成立していないのに成立していると見誤る。サインの示す意味で、全然違う結果を言ってしまう。たとえば大事な表示性が木星で「これはお医者さんです」と言ったら、実はスポーツ選手だった。あり得る。
    そうした場合に、依頼者が私に不信を抱けば、ほかの占星術師に聞けるようにする。「simple and directはこんなことを言ったけど、ちっとも当たってないような気がします。どうおかしいのですか?」そうすると、ほかの占星術師は私の描いた書類があるからそれを見返して、「これは時間が間違っていますよ」「彼はこの水星を文書と解釈したのでしょうが、旅行のことだと考えるべきです。」というでしょう。

そういうことですね。

ただ、これは言うは易しで、実際にこれはやるのは大変です。帰り道の途中で辻でやるのは、多分なかなか難しいよ。

ただ、現実問題として、占断を行ってから数年後に「あたっていました」とご連絡をいただくようなケースは少なくないんです。

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