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お経

大体キリスト教の関係の方、司祭さんとか牧師さんもそうだろうけれども、旧約新約の知識は大方相当にあって、ダビデがどうだとかエリヤがどうどとかペテロには奥さんがいてその時の結婚式で水がぶどう酒に変わったなんだかんだとか、何か話を振りでもしようものなら、口から泡を飛ばして、ああです、こうですと解説してくれるものだ。

 

これは一つには教会がその統一性を保とうとした努力の表れともいえる。教会は、洗礼の普遍性を強調し、聖典を厳しく吟味して公認の書物を決めた。だから、別に司祭さんというのはトマスがインドに布教した話などは知らなくても別に責められることはあまりない。

 

この点、仏教は大変ですね。紀元前後にまとめられた膨大な経典が今の大乗仏教の基礎となっている。

 

先日、お寺で大般若祈祷会というのがあって、家のものが行ってきた。私は言ってないのだけれど、なんでも当番に当たっていたらしくて、皆さんにお寺の案内物を配るお手伝いをした。

これは、玄奘三蔵が持って帰った600巻余の般若経典を、ぱらぱらとめくって、実際には読み上げるわけではないのだけれど、読んだことにするみたいなそういう行事であるらしい。チベット仏教のマニ車のように、ぱらぱらとめくるだけで、それなりの功徳があるということにするのだろう。また、周囲のものがいうには、これは経典を箱から出して虫干しするという意味があるという。

 

私は浅学にして、600巻余の般若経典がどういうものか知らなかった。それで先日法事の時に、こういう大般若経の一部に、金剛般若経が含まれるのですか、みたいな話を振ってみた。

金剛般若経は岩波から中村元先生の日本語訳が出版されている。どちらかというと、パーリ語の阿含経典が割と現実のお釈迦様の行われたことに基づいていたり、教えが実践的なことだったりするのに対し、思想的というか、哲学的な内容になっているように私は思います。

また、禅宗の中で非常に大きな位置をしめる六祖慧能という方がおいでになる。この方は木樵りで文字が読めなかったのだが、山中で誰かが金剛般若経を読誦しているのを聞いて悟り、五祖弘忍からついに法を継いだ。

・・・云々ということで、結構有名なお経なのだろうと思っていた。

 

だけど、なんとなくスルーされちゃった。

そうかもね。

なかなか、あれがビビッと来ます!というのは大変かもしれない。ビビッとくる(仏教の言葉では感応道交というらしいですが)以前に、量が膨大過ぎて足踏みしちゃうのかもしれない。道元禅師みたいに9歳かそこらで倶舎論読破しちゃったみたいな人と比べちゃだめだよな。

 

仏教のほうって、つくづく、大変だなあ。

 

追記:

以前こういうこともあったのです。ある新興宗教の団体があって、大涅槃経を奉じておられます。当然、霊鷲山、クシナーラーということになると思うのですが、あることでそういう地名を出したら、教団関係者さんではないのですが、周囲の方から不謹慎だとおしかりを受けました。なんでやねん!キリストでベツレヘムやエルサレムなら普通に知ってるでしょ?

だから別にその坊さんを責めるわけじゃないんです。一般的に仏教の人って、お経は読まないんだろうと思う。

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