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古典語から複合した言葉

現代語の会話を聞いていて、アーラゲ、という言葉を聞くことがある。

άραγε

なのだけれど、疑問文につけて「一体全体」という意味です。

これ、だけど、古典語を勉強しているとἇραという言葉はあるしγέという言葉もそれはそれであります。ἇραは「はてさて」みたいな意味でγέは「ところで」みたいな言葉です。だから、なんとなく聞いていて「一体全体みたいなことを言っているんだな」というのは分かる。

だけど、現代語ではそれぞれは独立した言葉としてはもうないみたいで、くっついてάραγεと使われるようです。

 

時々、こういう言葉があります。

たとえば「~のせいだ」というのでエクセティーアスεξαιτίαςという言葉がある。

εξαιτίας σου (エクセティーアス・スウ)
お前のせいだ。あなたのおかげだ。

もともとはこれも、ἐκ(から)という前置詞と、ἀιτία(原因)という言葉から、ἐξ αιτίαςというバラバラの言葉だったと思うのだけれど、今では一つの綴りで出てきます。辞書でもεξαιτίαςで一つの前置詞みたいに出てくるので、最初見た時は「なんだったっけ、これ?」と思いました。

 

結局、歴史の長い言葉だということですよね。日本語で漢文読み下しで「やむを得ず」みたいなのが日常の会話に取り入れられているように、彼らもそうだということだと思います。

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