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宝物

ある日、音楽への興味を止めてしまった。いや、興味はあってもついて行くことができなくなった。

 

グルジェフは、「君たちは芸術家が音楽を作るという。私は客観芸術についてのみそう言おう。普通の芸術は作られると言おう」と言った。客観芸術は、必ず一定の感情的な結果、あるいは場合によっては物理的な結果をもたらすことができる。

 

そんなことが言えるのだろうか。

しかし、私たちは学校で長調は「明るい感じ」「楽しい感じ」と習う。短調は「悲しい感じ」と習う。なぜ、そんな違いがあるのか。その違いは何に起因しているのか。誰も知らないのである。

 

ビザンチン音楽というのが目の前にある。他の人は知らないけれども、私はキリスト教音楽について知った。それは、西洋音楽より厳密な音階の規定を持っていて、一定の規則に従えば必ず一定の表情を持つ音楽を作ることができるように見える。いや、わからない。自分はまだそこまで実はわからないのである。だが、目の前にシステムが存在している。出来上がった音楽もある。
自分はそれを知らないということはできない。

 

最後は、わかるようになるだろうか。

 

逆もある。つまり、私は、わかったということ。その私がわかったことを口にして、ほかの人がわかってくれるだろうか。私はそれについて、多くは期待しない。ほとんどの人はわかりはしないと思うから。大抵、この部分で人は孤独な鳥になっている。

 

しかし、かつて自分がわからなかったときに人から聞いたことは、きっと真実だった。探せば、最後はきっとあった。

 

だから、宝物は必ず存在している、と思う。きっと、何かを掘り当てる日が来る。

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