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風は思いのままに吹く

「風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞くが、それがどこからきて、どこへ行くかは知らない。霊から生れる者もみな、それと同じである。」

 

たとえば、「信じる」というようなこと。それは、いまここで、私が考えること、というわけではない。そのことが起こるときは、いわば私ではない私がそれをする。私がいかにこねくり回そうとも、それを私がするわけではない。

信じるというのは、荒唐無稽で理解もできない何かとんでもないことを無理やりに肯定することではない。キリストが「信じるか」と言って人々は「主よ、信じます。」と応じた。信じるということは何か独立したこと、初めて自転車や一輪車に乗るような何か新しいこと。

 

いま「わたし」が「わたし」と呼んでいる活動は、あるレベルの物質的な反応、あるレベルの物質的な活動だ。あるべき何かが起こるとき、私に必要なものが起こるとき、それはそのレベルを超える物質の活動である。「わたし」には届かない何かがそれを可能にする。だがそれが、私という存在の可能性を越えるものではない。確かにそれは私の意志だ。でも私がするわけではないのです。

というわけで、キリストは実にうまく言っている。

風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞くが、それがどこからきて、どこへ行くかは知らない。

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