にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ 2023占星術カレンダー

たたりの卦

「これは幽霊でしょうか」「霊的な現象なのでしょうか」というご質問に対しては、基本的に占い師はお答えできない。こたえられる能力のある方もあるのかもしれませんが、一般的には占星術や四柱推命の技法がわかったからと言って、わかるものではない。

 

しかし、そういう占いの世界が、霊的な能力に全く無力であるかというと、そうともいえない面もある。。

 

古いブログのご質問で少しだけ触れたのですが、阿含宗の桐山管長が書いておられる「密教占星術Ⅱ」の中に、「たたりの卦」というのを紹介しておられる。要するに九星を使ってホラリーのような見立てをするわけですけど、その場合、生まれ年の星によって、特定の配列になった場合には、仏のたたりがある、神のたたりがある、生霊のたたりがある、などと言っている。

 

いろいろやってみると、まんざらそれも当たっていないわけではないように思う。

日常生活の中で、何か理由もなくぞっとするような気持ちがしたり、まったく理由もなく不運なことが立て続けに起こったり、俗にいう「骨折り損のくたびれもうけ」で一日やったことが全くおじゃんになってしまったりするようなときに、九星の盤を立ててみると、どうもこの「たたりの卦」の配列になっていることが少なくない。

ホロスコープでも、第8ハウスは死のことに、第9ハウスは祖先のことに関係しているわけだし、冥王星などもそういう役割の星であって、そういう質問のときには、これらの象意が関係するようなホロスコープができたりする。

そういう場合には、問題は私の手には負えないけれども、お墓参りに行くとか、その人のお持ちの信仰でもって、神仏にお願いするというようなことをされてはどうでしょうかとお伝えする。

 

だけど、これは考えようによっては、霊といえども、のべつ幕なし、四六時中出てくるというわけではないということになる。霊的な現象が起こる時間帯というのは特定のスポットがあって、あるスポットにはまった時に突然そういうことが起こる、ということになるわけだ。

考えてみるとこれは当然であって、霊の世界とか通常私たちの知らない世界があるとしても、そういうものが全く人間の手の届かないところにあるならばそういう話題がそもそも出てくるはずはなく、かといって霊の世界が日常的に私たちと共存していて毎日のように誰もが幽霊さんとお話しているということもない。ということは、その機会はまんべんなく散らばっているのではなく、特定の時間や場所でその扉が開いて向こう側とこちら側の行き来ができるのだろうと思うのだ。

 

私がここでいいたいのは、霊的な問題のような、わけのわからないことに出会った場合であっても、ホロスコープとか占いの技法のできる方は、やってみたらいいと思うのである。全く何の手がかりもない、ということはなくて、「こいつは爺さんの問題だぞ」というようなことがわかる可能性があると思うのだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください