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遺伝子の問題 (1)

「遺伝子と占星術はどうかかわっているか」というコメントをいただきました。これは、正直とても答えられないです。ですが、いい機会ですので遺伝子の問題を考えてみたいと思います。

 

私は遺伝子について詳しいわけではありませんが、遺伝子の研究自体は、実直なもの、まじめなもので、その研究によって大きな成果が上がっていると思います。

遺伝子の最初の契機になる発見は、メンデルの遺伝の研究であると思います。A型の血液型の人とO型の血液型の人が子孫を作ると、子供は皆A型になって、孫はAとOの割合が3対1になるというやつですね。

 

このように遺伝子の交配によって、進化するという考え方は、生物の進化という考え方に大きな影響がありました。このような交配が起こることによって、進化の速度は格段に加速されるということが理論づけられたのです。

というのは、時を同じくして、コンピュータ技術も発達しました。コンピュータアルゴリズムの中では、生命活動をアルゴリズム的に再現するという試みがさまざまに行われました。コンピュータ上に遺伝子を持ったエージェントを複数用意し、交配によって環境に素早く適合していくというプログラム理論が作られました。そしてその成功は生物学者にとっても、遺伝によって生物の急速な進化が可能になるという事実を確信させるものだったのです。

 

さて、占星術との関係で、人々が遺伝子について考える疑問はこういうことだと思います。

 

ある子供が、ある性質を持っていて、それは親にはあまり似ていない。するとその性質は、どこからやってきたのか。

遺伝子の考え方が適合できるとすると、何世代か前に持っていた遺伝子の中の性質が、たまたま両親の間で合致してこの子供の時に顕現したのだ。それは遺伝情報に含まれていたものであったのだ。

一方で占星術をやっている立場の人としては、この時間・この場所に生まれたことにより、こういう子どもになるということは大方予想がつく。宇宙的な法則性によって、この子は親とは違う独特の人格をもって生まれてくるのだ、ということですよね。(続く)

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