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変えやすい運命

一応、占星術の予測については、自分なりの考えを持っている。

大雑把な言い方をすると、占星術上の動きの遅い指標で、すべてを判断しようとするのは、危険なのだ。事故だとか、都知事選だとか、そういう目前の可否を判断しないといけない場面で、「おとめ座に木星があるから」みたいな判断はできない。この1年ほどは木星は大体おとめ座の辺りにあるので、牡羊に行ったりすることはないのだ。

誕生日から判断する場合も同じだ。同い年の人で木星のある星座で判断することは無意味だ。だって、大体同じ場所にあるのだから。もし木星がおとめ座にあって交通事故にあうのなら、その年生まれの人は一斉に交通事故にあうはずである。そういう傾向が仮に認められたとしても、日本で数十万にも一辺に交通事故に会うなどということはない。

 

にもかかわらず、ある出来事が起こった時間で、自分は成否を占う。

そのときには、きっと遅い指標に加えて、早い指標で判断しているのです。遅い指標が無意味だというのではない。だが、それだけでは判断できない。

ASCは2時間ごとに次のサインに移り、サインの支配星はころころと変わる。もし、都知事の候補者が、14時に記者会見するのを選ぶのと、17時に記者会見をするのを選ぶので、判断が変わると考えるのはそのためである。そして、もうその時点では多分その人には大きな力が働いていて、ある特定の時間しか彼は選ぶことができないのである。

そうではあるわけだが、たとえば出生図中で32歳で変化があります、32歳の8月に変化があります、と暗示される運勢を持った人がいて、その人が14時の記者会見を選ぶのか15時の記者会見を選ぶのかは、出生図上からは判断できない。どこかでそれも決まっていて、運命なのだろうけど、初めから決まっているわけではないと言える。

 

ということは、非常にざっと言って、早い指標で左右されるような運命に対しては、比較的我々はそれを変えるチャンスを持つということに・・・ならないだろうか。土星で示される運勢よりは金星、金星よりは月、月よりは立候補の記者会見の時間のほうが変えやすいはずである。

 

あなたは1年後に都知事選に立候補する。まだ知らない。だが、1年後に多分都知事選に立候補する運命なのだ。そして、そのときに17時に会見するのか14時に会見するのかは知らない。

しかし、今あなたは何かの問題意識があって、夜遅くまで必死にそれを解決しようと努力している。神仏にも頼って滝に打たれ、火の上もわたった。

 

そして、あなたは14時を選んだ・・・本当は17時になるはずだったけれども、何か記者会見場の都合か何かで14時になってしまった。

それって、ありじゃないですか。たぶん。

変えやすい運命」への2件のフィードバック

  1. あめ

    私は逆に、運命が決まっていて、その運命通りになる事の証拠として例えば14時だったり17時だったり、運命を表す時間に行動を起こさざるを得ないのでは?と思うのですが…それだと運命は絶対に変えられないってことになるから違いますかねぇ^^;

    返信
    1. simpledirect 投稿作成者

      あめさん、こんばんわ。

      そう、そういう側面が確かにあって、その時間を選んでしまうのです。その時間、そのカード、その筮竹、それを選んでしまう。
      しかし、それは出生図には書かれていない。どこかで決まる。記者会見をするときにはもう動かせない。ですが多分それ以前のどれかの地点で決まっている。
      出生の瞬間に、ある意味出生図は決まってしまい、プログレッション(年運)も決まってしまい、トランジットも・・・誰かがミサイルで月を破壊しようなどと考えない限り・・・決まってしまう。しかし、ある事象の是非を出生図で判断することは難しい。
      ということは、その間に何か変えられる点があることになるのではないでしょうか。

      いえ、私もはっきり説明ができるわけではないんです。

      返信

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