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女人禁制

大相撲の舞鶴巡業で市長が挨拶中に倒れるという事態が起こり、緊急対応で駆けつけた看護師の資格を持つ女性が心臓マッサージを始めると、行司さんが場内アナウンスで「女性は土俵から降りてください」と放送したということが問題になっている。

この後、八角理事長は「命に係わる状況では不適切な対応だった」と陳謝するメッセージを出した。

 

自分が思い出したのは、教会との対比だった。

教会の至聖所は女性は入ってはいけない。閉経した女性が例外的に手伝いで入ることがあるが、基本的にはダメである。聖職者および手伝いを任された一般信者(堂役)だけが入れる。入っても、司祭さん以外は宝座(祭壇)に触ってはいけない。

では、そこで緊急事態が起こったらどうするのか?

「聖体礼儀は急いで最後まで執り行ってしまう」というのが基本だと聞いた。多分聖職者が複数いて、一人が倒れても、その人は他の信者さん、多分男の信者さんに任せて、ほかの司祭さんが聖体礼儀を継続する。一人しかいない司祭さんの場合は仕方ないのかもしれない。

現実問題として、東ローマ、ギリシャ、ロシアなどの教会では、聖体礼儀の最中にイスラムの連中が聖堂内に乱入して、今でいうテロ行為を行う、たとえば刀をもって切り付けてきたり内部の破壊活動を行う、というのは想定される事態で、実際にそういうこともあったと自分は聞いている。

イスラムのモスクはだだっ広い空間で、メッカのほうを向いてみんなでお祈りをするという以外の機能はない。その点キリスト教の教会というものは、至聖所があり、聖遺物(聖人のご遺体の一部)があり、ご聖体(パン)があり、聖血の入れ物があり、イコンがあり、聖歌の楽譜台があり、異教徒にとって破壊したり弄んだりするには格好の「おもちゃ」が並んでいることになる。こっちは「これは主の身体・血です」といってパンや葡萄酒を聖なるものとして取り扱っているのに、そうしたものをぶちまけたりするのはイスラムの連中にとっては造作もないことなのだ。

しかしそういう異教徒が襲撃してくるようなケースでも扉を閉めて防戦しつつ、守っている信者さんがイスラムの不埒な連中に切り殺されようが、神への捧げものの儀式は最後まで行わなければならなかったのだ。

そうしたことはちゃんと祈祷の本に書かれていて、神学校に入って司祭になる人は皆学ばなければならない。

 

なので、自分はもしそこまでの理屈や信仰に支えられるものがあるのなら、相撲協会さんも恥じることなく、「そこは聖なる場所なのだから、女性は上がってはいけません」と言ってもいいと思うのです。問題はその「理屈や信仰があるか」ということなのだろうと思う。どこまで、それは守るべき事柄なのか。人が死のうが絶対ダメと言えるものなのか、ということですよね。

女人禁制」への2件のフィードバック

  1. りんね

    島根の地震のニュースを聞いて管理人さん思い出した次第です。水星逆行のせいかな。でもマンデンも2018年よくないとか。つかずっと良くないのかな・・落ち着くといいですね

    返信
    1. simpledirect 投稿作成者

      りんねさん、こんにちわ。

      ありがとうございます。
      とりあえず大丈夫です。

      本当は、なんか書こうかなと思ったりしたこともあるのですが、あまりにもいろいろありすぎて逆に手が付けられていません。北朝鮮が融和に打って出たのも突然だし、トランプさんの貿易の問題、習近平さんの続投の問題、国内では森友自衛隊の文書の問題とか、とにかく今年は「何かある年」ということは言えると思います。

      返信

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