月別アーカイブ: 2016年2月

神の認識は理論的なもの

こう言い切ってしまうのは、あるいは、反論もあるだろう。自分が最初にそういうことを意識したのは橋本健博士の著作で、彼もまた理論上の神ではなくて、愛してくれる神がいる、と考えることを推奨していた。また歴史的な神学でも、見ることのできない神を直接的に見る・・・矛盾している・・・みたいなことが推奨されてきた。だからこういってしまうのは、当然多くの人の反発を招くだろう。 続きを読む

売れる価値・ないと困る価値

離婚などで財産分与をしなければならないようなケースで、たとえば家があったとする。これは査定してみたら800万円ほどの価値があるが、買ったときのローンがまだ丁度800万ほど残っていた。片方の人が、その家に住み続けローンも払い続けるとすると、家の価値とローンが同額だから、これは財産分与の対象にはならない。 続きを読む

ホ・ゲゴネン

何のことかわからない人が多いでしょう。

ヨハネの福音書の第一章3節で

πάντα δι’αὐτοῦ ἐγένετο, καὶ χωρίς αὐτοῦ ἐγένετο οὐδὲ ἕν ὁ γέγονεν.
すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。(日本聖書協会訳)

と言われている。その「ὁ γέγονεν」ホ・ゲゴネン、できたもののうち、という言葉です。 続きを読む

記憶はどこにある?(4)

今になって考えると、ドンファンはものすごく詳細にそれを説明している。そしてその内容が日常的な理解とかけ離れたものなので、それを説明することはものすごく困難です。コメントもいただいのですが、個々の記述について、何か該当する心理的な現象と一致するということはこれはあるんですが、その前提抜きにあれもこれも説明するのはなかなか難しい。 続きを読む